【2020→2026】コロナ後の投資トレンド全部振り返り|巣ごもり株・ミーム株・暗号資産・半導体AIブームの歴史

投資で増やす力

この記事でわかること

  • コロナ(2020年)から2026年現在までの投資トレンドの移り変わり
  • 各年で何がブームになったか(巣ごもり株・ミーム株・暗号資産・半導体AIなど)を年表で総まとめ
  • ブームを振り返ってわかる「個人投資家が学ぶべき教訓」
  • トレンドに振り回されないための結論

コロナ禍が始まった2020年から2026年の今まで、投資の世界では毎年のように「ブーム」が生まれては消えていきました。Zoomなどの巣ごもり株、ゲームストップのミーム株騒動、ビットコインとNFT、そして今をときめく半導体・AI——。

「あのとき買っておけば…」と思うものもあれば、「飛びつかなくてよかった…」というものもあります。この記事では、この6年間の投資トレンドを年表で一気に振り返り、そこから私たち個人投資家が何を学べるのかを整理します。

【年表】2020〜2026年の投資トレンド早わかり

まずは全体像を表で見てみましょう。

主なブーム・出来事 象徴的な銘柄・資産
2020 コロナショック→巣ごもり・ハイテク株急騰 Zoom、ネットフリックス、GAFA、テスラ
2021 ミーム株騒動・暗号資産バブル・NFTブーム ゲームストップ、ビットコイン、NFT、SPAC
2022 利上げでハイテク・暗号資産が暴落(冬の時代) FTX破綻、LUNA崩壊、グロース株下落
2023 生成AIショック→AI・半導体相場の始まり ChatGPT、エヌビディア
2024 新NISA開始・日経平均が史上最高値(4万円超) 半導体株、オルカン、S&P500
2025〜2026 AI・半導体ブーム継続、大型IPOラッシュ AI関連、SpaceX上場など

では、1年ずつ詳しく振り返っていきます。

2020年:コロナショックと「巣ごもり株」ブーム

2020年3月、コロナの世界的流行で株価は一時暴落(コロナショック)。しかし各国が大規模な金融緩和(お金をばらまく政策)を行ったことで、株価はその後V字回復しました。

この時の主役が「巣ごもり銘柄」です。外出できない人々が家で使うサービス——ビデオ会議のZoom、動画配信のネットフリックス、ネット通販のアマゾン——が一気に伸びました。GAFAなどのハイテク株や、EV(電気自動車)のテスラに個人投資家が殺到。日本でも「米国株デビュー」する人が急増したのがこの年です。

2021年:ミーム株・暗号資産・NFTの”お祭り”

金融緩和でだぶついたお金が、投機的な対象に流れ込んだのが2021年です。3つのブームが同時に起きました。

  • ミーム株騒動:SNS(米掲示板レディット)で個人投資家が結託し、経営不振だった「ゲームストップ」の株を一斉に買い上げて急騰させた事件。プロの空売り勢を相手にした”お祭り”として世界中で話題に
  • 暗号資産バブル:ビットコインが過去最高値を更新。DeFi(分散型金融)も注目され、仮想通貨業界全体が沸騰
  • NFTブーム:デジタルアートに数億円の値がつくなど、「NFT」という言葉が一般にも広まった

SPAC(特別買収目的会社)という上場手法も流行しました。今振り返ると、この年が”熱狂のピーク”でした。

2022年:利上げで一転、「冬の時代」

お祭りは長く続きませんでした。2022年、世界的なインフレ(物価高)を抑えるためアメリカが急速な利上げを開始。金利が上がると、将来の成長期待で買われていたハイテク株(グロース株)や暗号資産は一気に売られます。

  • 暗号資産は大暴落。ステーブルコイン「LUNA/UST」が崩壊し、大手取引所FTXが破綻するなど、業界に激震が走りました
  • 前年まで人気だったハイテク株・ミーム株・NFTも軒並み下落。「熱狂」が「冬の時代」に変わった年です

2021年に高値で飛びついた人ほど、大きな含み損を抱えることになりました。ブームの怖さを多くの人が学んだ年とも言えます。

2023年:生成AIショックと半導体相場の幕開け

冬の時代を一変させたのが、2022年11月に登場したChatGPTです。生成AIの衝撃が2023年に一気に広がり、AIの頭脳となる半導体(AI半導体)に世界中の需要が殺到しました。

その中心がエヌビディア(NVIDIA)。AI向けGPUでほぼ独占状態となり、株価は爆発的に上昇。データセンター向けGPUの出荷シェアは約98%とも言われ、「AI・半導体」という新しい大トレンドがここから始まりました。

2024年:新NISA開始と日経平均・史上最高値

2024年は日本の個人投資家にとって記念すべき年でした。新NISAがスタートし、非課税枠が大幅に拡大。「貯蓄から投資へ」の流れが本格化し、オルカン(全世界株式)やS&P500のインデックスファンドに資金が殺到しました。

相場では、AI・半導体ブームが日米の株式市場を牽引。日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新し、4万円を突破。東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連の日本株も大きく上昇しました。私(ヒロ)が新NISAで積立を始めたのもこの年です。

2025〜2026年:AI・半導体ブーム継続と大型IPOラッシュ

2025年から2026年現在も、AI・半導体を中心とした相場が続いています。生成AIの進化は止まらず、関連企業への投資も活発です。

さらに2026年は大型IPO(新規上場)ラッシュの年に。イーロン・マスクのSpaceXが過去最大級の規模で上場し、OpenAIやAnthropicといったAI企業の上場観測も話題になっています。中東情勢などで一時的な急落はあるものの、S&P500やナスダックは史上最高値圏で推移しています。

もし各ブームに乗っていたら、今どうなっていた?

「結局、あのブームに乗った人は得したの?損したの?」——気になりますよね。ざっくりですが、その後の顛末を整理してみます。

ブーム 飛びついた人のその後(ざっくり)
巣ごもり株(Zoom等) コロナ収束で多くが大きく下落。Zoomは高値から大幅安。一方GAFAやテスラは浮き沈みありつつ長期では成長
ミーム株(ゲームストップ) 短期で乱高下。お祭りの最初に乗れた人以外は損失も多数。”祭りの後”は急落
暗号資産・NFT 2021年高値づかみ組は2022年の暴落で大ダメージ。NFTは多くが価値を失った。ビットコインはその後再び高値を回復
半導体・AI 2023年から乗れた人は大きな利益。ただし「今から全力」はリスクも(後述)

こうして見ると、「早く乗れた一部の人」は勝ち、「話題になってから飛びついた多くの人」は負けやすいという共通パターンが浮かびます。ブームは”乗れたかどうか”より”いつ乗ったか”で結果が大きく変わるのです。

今のAI・半導体ブームは「バブル」なのか?

では、現在進行形のAI・半導体ブームはどうでしょう。「ITバブルの再来では」という声も実際にあります。

慎重に見るべき点はあります。一部の銘柄に資金が集中し、株価の割高感(バリュエーション)が指摘されているのは事実です。過去のブームと同じく、どこかで調整(下落)が来る可能性はゼロではありません。

一方で、ITバブル期と違い、今のAI関連企業の多くは実際に巨額の利益を出している点が異なります。「期待だけ」で買われていた当時とは状況が違う、という見方も有力です。とはいえ、「絶対に大丈夫」も「絶対にバブル」も誰にも断言できないのが相場。だからこそ、特定の銘柄に全力で賭けるのは危険だと私は考えています。

振り返ってわかる、個人投資家への3つの教訓

6年間のトレンドを並べると、見えてくるものがあります。

教訓①:ブームは「来てから飛びつく」と高値掴みになりやすい

ミーム株もNFTも暗号資産も、ニュースで大きく取り上げられた頃が天井に近かった——というケースがほとんどです。話題になってから慌てて買うと、お祭りの終盤で参加することになりがちです。

教訓②:トレンドの主役は毎年入れ替わる(当て続けるのは至難)

巣ごもり株→ミーム株→暗号資産→半導体AIと、主役は毎年のように変わってきました。「次に何が来るか」を当て続けてその都度乗り換えるのは、プロでも難しい。個別の流行を追い続ける投資は、想像以上に大変です。

教訓③:結局、淡々と積み立てた人が報われている

どのブームに乗ったかに関係なく、S&P500やオルカンを淡々と積み立て続けた人は、これら主要トレンドの恩恵をまるごと(薄く広く)受け取ってきました。半導体ブームもAIブームも、インデックスファンドの中に自動的に含まれているからです。流行を当てなくても、世界経済の成長に乗れるのがインデックス投資の強みです。

強みです。

 

まとめ:トレンドは「眺める」、投資は「淡々と」

2020 コロナショック→巣ごもり・ハイテク株
2021 ミーム株・暗号資産・NFTの熱狂
2022 利上げで暴落、冬の時代
2023 生成AIショック、半導体相場開始
2024 新NISA開始・日経平均最高値
2025〜26 AI半導体継続・大型IPOラッシュ

毎年のブームを眺めるのは楽しいですし、世の中の流れを知るのは大切です。でも、それと「自分のお金をどこに置くか」は分けて考えるべき。私自身は、どんなブームが来てもS&P500とオルカンの積立を変えるつもりはありません。トレンドは”観るもの”、投資は”淡々と続けるもの”——この6年間の歴史が、それを教えてくれています。

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参考文献・データ出典

※本記事は2026年6月時点の情報に基づく個人の見解であり、特定の銘柄・金融商品の売買を推奨するものではありません。過去の値動きは将来の成果を保証しません。投資には元本割れのリスクがあり、判断はご自身の責任で行ってください。

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