「S&P500とオルカン、どっちを買えばいいの?」──NISAを始めた人なら一度は悩むこの問い。2025年はこの答えがひっくり返るような1年でした。
このブログでも積立NISAでオルカンを買い続けている私が、2025年の実際のデータをもとに両者を徹底比較します。「今から始める人」「すでに積み立てている人」どちらにも参考になる内容です。
2025年の振り返り:S&P500 vs オルカン
ドル建てで見ると S&P500 は好調だったが…
S&P500は2025年通年でドル建て+16.39%の上昇。2023年の+24.23%、2024年の+23.31%と比べると伸びは鈍化しましたが、それでも歴史的には十分に高いリターンです。
ところが、日本人投資家にとって重要なのは「円建てのリターン」です。2025年は円高が進み、ドル円は年間で約9%前後の円高局面がありました。その結果、円建てのS&P500連動ファンドの1年リターンはほぼゼロ〜マイナス圏にとどまったのです。
オルカンがS&P500を上回った2025年
一方のオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、2025年に珍しくS&P500を上回りました。理由は2つです。
- 新興国株式の急騰:アジアのAI関連株が上昇し、ドル安も追い風に
- 日本株(TOPIX)の好調:インフレ定着による企業業績拡大と自社株買いの活発化
オルカンの約57%を占める米国株が振るわなかった分を、残りの43%(日本・欧州・新興国)が補う形になりました。これが「分散投資の真価」といえるでしょう。
長期で見ると:20年間の平均リターン比較
| ファンド | 20年平均年利回り | 特徴 |
|---|---|---|
| S&P500(米国株) | 約7.95% | 米国一本集中・高リターン |
| オルカン(全世界株) | 約6.42% | 約50ヵ国分散・安定感 |
長期平均ではS&P500が約1.5%上回っています。ただし2025年のように「米国が不調・他が好調」な年には逆転することもあります。
2026年の見通しと注意点
強気派の予測
ウォール街のストラテジスト各社の予測では、2026年末のS&P500目標値は7,300〜8,000台。ボトムアップのコンセンサス予想では+16.9%の上昇も見込まれています(野村証券は7,300をメインシナリオ)。
見落とせないリスク
2026年は以下のリスクに注意が必要です。
- トランプ関税の影響:輸入物価の上昇→インフレ再燃→FRBが利下げ停止・利上げに転じる可能性
- 円高リスク:日銀の利上げが続けば、ドル円がさらに円高になり円建てリターンを押し下げる
- 米国経済の減速:企業業績の伸び鈍化、消費者信頼感の低下
つまり、ドル建てでは上がっても、円建てでは思ったほど増えないという2025年のパターンが2026年も続く可能性があります。
結局どっちを選ぶべき?私の結論
正直に言います。私はS&P500に集中投資しています。
2025年はオルカンが上回り、分散の強みが出た1年でした。それでも私がS&P500を選び続ける理由はシンプルです。
- 米国経済の成長力を信じている:AI・半導体・クラウド…世界をリードするイノベーションは今も米国発。この流れは10〜20年スパンでは変わらないと考えています。
- 長期平均リターンが高い:20年平均で約7.95%(オルカンは6.42%)。1.5%の差も複利で積み上がれば大きな差になります。
- シンプルだから続けられる:「米国株式市場全体に賭ける」という一本軸があると、ブレずに積み立てられます。
もちろん、2025年のように「米国が不調な年」は精神的につらいです。中東情勢による原油高・インフレ再燃・円高と、S&P500にとって逆風が続くシナリオもあります。それでも、下がったときに売らずに積み立て続けることが、長期投資の唯一の正解だと思っています。
オルカン派の人を否定するつもりはまったくありません。分散して安心感を得るのも立派な戦略です。大事なのは、自分が信じられる方法を、相場に左右されず続けること。それだけです。
まとめ
| S&P500 | オルカン | |
|---|---|---|
| 2025年(ドル建て) | +16.39% | S&P500を上回る |
| 2025年(円建て) | ほぼゼロ〜マイナス | +0.2%程度 |
| 20年平均利回り | 約7.95% | 約6.42% |
| 2026年予想 | +10〜17%(ドル建て) | 米国次第で変動 |
| 向いている人 | 米国集中・高リターン派 | 分散・安定重視派 |
大事なのは「どちらが正解か」を探すことよりも、自分が決めた方法を続けること。毎月の積立てを淡々と続けることが、長期投資で最も重要な行動です。
一緒にコツコツ積み上げていきましょう!
【速報】2026年・中東情勢が市場を揺らす──イラン・イスラエル衝突の今
2026年を語るうえで避けられないのが、中東情勢の急激な悪化です。S&P500やオルカンへの投資を続けているなら、この動きは必ず押さえておく必要があります。
何が起きたのか:2026年2〜4月の経緯
2026年2月28日、米国・イスラエルがイランへの軍事攻撃を開始。イランのハメネイ最高指導者をはじめ政府高官が複数死亡したとみられ、イランも即座に中東各地の米軍基地・イスラエルへ報復攻撃を行いました。
この衝突を受け、原油価格は急騰。1バレル112.95ドルと2022年以来の高水準を記録しました。世界の株式市場にも動揺が広がりました。
その後、4月8日に米国が2週間の攻撃停止を宣言。イラン側もホルムズ海峡の封鎖を解除したことで、原油価格は83.85ドルまで急落。一時的に市場は落ち着きを取り戻しました。
現在(2026年5月)の状況
2週間の停戦期限は4月下旬に終了。現時点でも交渉が続いていますが、和平成立の見通しは不透明です。原油価格は1バレル100ドル前後での高止まりが続いており、インフレ再燃リスクとして市場が警戒しています。
S&P500は停戦期待で一度反発しましたが、交渉の進展次第で再び急落するリスクも残っています。
NISA積立民はどう動くべきか?
正直なところ、「中東情勢がどう動くか」は誰にも分かりません。だからこそ、私が今考えていることを率直に書きます。
- 積立額を変えない:地政学リスクで一時的に下がっても、長期では回復してきた歴史がある。今月だけ止めることに意味はない。
- 原油高→インフレ→利下げ停止の連鎖に注意:FRBが利下げを止めれば、株式市場全体に下押し圧力がかかる。短期的な期待リターンは下がる可能性がある。
- オルカンが有利な局面かもしれない:米国への集中リスクを避けられる分散型は、地政学リスクが高い時期に特に意味を持つ。
「下がったら買い増すチャンス」という言葉もありますが、まずは積立ルールを守り続けることが最優先。世界情勢に毎日振り回されず、淡々と続けることが長期投資の王道です。
これからブログを再開していきます!!!
さいならーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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