やっぱり欲しい?軽自動車の見積もりで気づいた浪費と消費の境界線

家計管理

これまで私は、車を売却してレンタカーやカーシェア生活に切り替える方が金銭的に賢いと何度もブログでお薦めしてきました。
実際、維持費・駐車場代・保険料を考えれば、レンタカーやカーシェアは非常に合理的です。

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しかし、レンタカーを利用していくとなんとなく「いつでも自由に使える自家用車が欲しい」と思い立ち、見積もりを取ってみたところ、想像以上に高額。そこで改めて感じたのは、「浪費」と「消費」をちゃんと分けることの大切さです。

なぜ自家用車が欲しくなったのか

理由の一番大きなきっかけは、家族の生活環境の変化です。
妻の出産を控え、今後は赤ちゃんとの生活がスタートします。
急な発熱や通院、買い物など、「移動」が一気に増えるのは間違いありません。

レンタカーやカーシェアは便利ですが、以下のような不便もあります。

  • 予約が埋まっていて使いたいときに使えない
  • 返却時間を気にしながら行動しなければならない
  • チャイルドシートの取り付け・取り外しが面倒
  • 荷物を積みっぱなしにできない

こうした現実的な不便さに加え、「11月に子どもが生まれるんだから必要なんじゃないか」という理由も頭をよぎりました。さらに周りの友人や家族がマイカーを持っているのを見ると、「やっぱり自分も欲しい」という羨ましさも少なからず湧いてきます。

しかし、よくよく自分の心を掘り下げると──根底にあったのは「自分が欲しいだけ」という気持ち。安全性や利便性という表向きの理由を並べつつ、実は“欲望”が動機の大半を占めていたわけです。

この瞬間、「これは消費ではなく浪費だな」とはっきり認識しました。

とは言うものの、実際に貯金を切り崩せば買えないものでもないため、
とりあえず車屋さんに見に行き見積書を貰うことにしました

見積もりの内容と条件

今回の見積もりには、いくつかの前提条件がありました。
まず、子どもが生まれた後は妻が運転する機会も増えることを想定。
維持費をできるだけ抑えるために、選択肢は軽自動車に絞りました。

さらに妻からの要望で、

  • スライドドア(片側自動)が付いていること
  • 子どもの乗せ降ろしがしやすい車内空間

という条件も必須になりました。
ベビーカーやチャイルドシートの出し入れを考えると、スライドドアがいいとのこと。

検討したのは登録未使用車(未登録車)です。
登録未使用車とは、ディーラーや販売店が展示や在庫として保有していた車で、まだ名義登録されていない新古車のこと。新車より価格が安く、納期も早いのがメリットですが、基本的にはメーカーオプションや色が選べないため、条件に合う車が見つかれば「即決レベル」で検討する価値があります。
また、ほとんど新車になるので売るときのリセールも高いのではないかと判断しました。

今回見に行った車も、まさにこの登録未使用車で、装備や状態は新車同様。
カーナビ、ETC、ドラレコは別途つける必要があるため、それも含めた金額です。

見積もり金額(NBOX)

  • 車種:ホンダNBOX(2025年後期モデル)
  • グレード:ベースグレード
  • 色:ブラック
  • オプション:ナビ、ETC、ドラレコ、フロアマット、カーライフパック、ドアバイザー
          エコプラスダイヤモンドキーパー、希望ナンバー、ナンバーフレームなどなど

車両本体価格:約1,650,000円

オプション合計:約500,000円

諸費用(税金・登録・手数料):約100,000円

総支払額(税込):約2,250,000円

実際の合計額

見積もり金額(デリカミニ)

  • 車種:デリカミニ
  • グレード:G
  • 色:グリーン
  • オプション:ナビ、ETC、ドラレコ、フロアマット、カーライフパック、ドアバイザー
          エコプラスダイヤモンドキーパー、希望ナンバー、ナンバーフレームなどなど

車両本体価格:約1,700,000円

オプション合計:約500,000円

諸費用(税金・登録・手数料):約100,000円

総支払額(税込):約2,300,000円

実際の合計額

車屋に勧められたカーローン、残クレローン

見積もり後、営業担当からはカーローン残価設定ローン(残クレ)の2種類を提案されました。
我が家は基本的には一括でしか考えてなかったのですが、売る側は儲けを出したそうでした。

  • カーローン:毎月一定額を返済し、完済すれば自分の所有になる一般的なローン。金利は1.5%〜2.5%で、総額は現金払いよりも数十万円高くなります。
  • 残価設定ローン(残クレ):数年後の下取り予想額をあらかじめ差し引き、残りを分割で支払うローン。月々の負担は軽くなりますが、契約終了時に「残価を払って乗り続ける」か「返却する」かを選ぶ必要があります。

残クレは一見お得に見えますが、走行距離や車の状態に制限があり、返却時に追加精算が発生することもあります。特に子育て世帯は距離が伸びやすく、状態も新品同様を保つのは難しいため、注意が必要です。それぞれにメリットとリスクがあるので、以下のガイド記事も参考にしました:

浪費と消費の線引き

この一連の流れを通じて、改めて「浪費」と「消費」の違いを自分なりに整理しました:

  • 消費:生活に必要な支出(例:食費、光熱費、通勤・送迎手段など)
  • 浪費:無くても生活可能だが、心理的満足・快適さ・欲望に基づく支出

車はその利用目的・生活シーンによって、消費にも浪費にもなり得ます。
現在の生活では、週末のちょっとした移動から日常の買い物まで、レンタカーやカーシェアで十分に対応できそうです。それなのに高額な新車(あるいは登録未使用車)を手に入れるのは、やはり「浪費」に近い判断だと感じました。
「浪費は浪費、消費は消費混ぜるな危険」

最終的な判断と今後の方針

結論として、今回は自家用車の購入を見送りました。
必要な時はレンタカーやカーシェアを使い、生活が本当に「車が必須」になる時期が来たら改めて検討するつもりです。

この経験を通じて再認識したのは、「気持ちよりも数字で考える」ことの重要性
「欲しい」気持ちが先行すると判断を曇らせますが、見積もりや条件を冷静に比較すれば、浪費と消費の境界ははっきりと見えてきます。

今後も、自分の心の声を大切にしつつ、その後ろにある「本当に必要な理由」を見極めていきたいと思います。

買いたかったら一括で迷わずに即決できるまで資金を用意しろ!!!!
自分に言い聞かせて資産を増やせるように今後も頑張っていきます!!!!!!!

さいならーーーーーーーー

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